【滋賀県警察からのお知らせ】学術関係者・シンクタンク研究員等を標的としたサイバー攻撃

近年、日本国内の学術関係者、シンクタンク研究員、報道関係者等に対し、講演依頼や取材依頼等を装ったメールをやりとりする中で、不正なプログラム(マルウェア)を実行させ、その人物がやりとりするメールやパソコン内のファイルの内容の窃取を試みるサイバー攻撃が多数確認されています。

講演依頼、取材依頼等を騙り、URLリンクから悪意のあるファイルをダウンロードさせる。
・実在する組織の社員・職員を騙り、イベントの講師、講演、取材等の依頼メールや資料・原稿等の紹介メールが送られてきます。
・その後、日程や内容の調整に関するメールのやり取りを通して、資料や依頼内容と称したURLリンクが記載されたメール、または資料・原稿等が添付されたメールが送信され、ここからファイルをダウンロードするとウイルスに感染してしまいます。

不審メールの件名の例
【依頼】インタビュー取材をお願いします。
【ご出講依頼】●●●●●●勉強会
研究会へのゲスト参加のお願い【●●●●】
※ ●には実在する組織名等が入ります。

 

<怪しいと思ったら・・・>

別の手法での送信名義人への確認
◇ 送信元として知人の名が記載されたメールであっても、少しでも内容に不審な点を感じた場合は、当該メールへの返信以外の方法で送信者に内容の確認を行ってください。

アクセス履歴、転送設定の確認
◇ アラートメールを受信した場合は、アクセス履歴を確認し、身に覚えのないログインが成功していた場合は、至急パスワードを変更してください。
◇ その際、当該ログインアラートメールが偽のものである可能性があるため、メール内のリンクはクリックせず、ブラウザから直接WEBメールサービスにログインしてください。
◇ メールの転送設定がされていないか確認してください。
◇ 転送設定がされている場合には、その状況を保存(スクリーンショット、スマホで撮影など)し、設定が変更された状況を記録しておいてください。

ウイルス対策ソフトのスキャン
◇ ウイルス対策ソフトを最新の状態にして、フルスキャンを実施してください。
◇ ウイルスを検知した際は、検知画面を保存(スクリーンショット、スマホで撮影など)し、検知名(マルウェア名)や検知場所(フォルダ・ファイル名)の記録をお願いします。
◇ もし可能であれば、検知したマルウェアは削除せず、隔離した状態で、警察へご連絡ください。

メールパスワードの変更
◇ 漏洩や不正利用の疑いがあれば、至急、パスワードを変更してください。
◇ パソコンがマルウェアに感染している場合、変更後のパスワードも攻撃者に漏洩する可能性があるので、マルウェアに感染していないかも確認する必要があります。

 

詳細は、警察庁ウェブサイト「報道発表資料」をご確認ください。
引用:https://www.npa.go.jp/news/release/2022/20221130001.html

 

≪サイバーセキュリティ情報 SHIG @≫
フィッシングによるインターネットバンキングの不正送⾦に注意してください。

滋賀県警察本部 サイバー犯罪対策課 077-522-1231(代表)
↓↓詳細は県警Webページで↓↓
https://www.pref.shiga.lg.jp/police/seikatu/304409/index.html