【中小機構からのお知らせ】インボイス制度「基本のキ」
(中小機構 中小企業アドバイザー(経営支援) 大塚麻織)
そもそも、インボイス制度とは?
令和5年10月1日から消費税のインボイス制度が始まります。
インボイスとは事業者が交付する「適格請求書」であり、インボイス制度(適格請求書等保存方式)は、インボイス(適格請求書)を用いて、複数の税率に対応した消費税の仕入税額控除を受けるための制度です。
インボイスを交付できるのは、インボイス発行事業者(適格請求書発行事業者)として税務署長の登録を受けた課税事業者のみです。令和5年10月1日の制度導入に合わせて適格請求書発行事業者になるためには、原則として2023年3月31日が提出期限となっています。
基本的な概要や、インボイスが必要な理由、免税事業者と課税事業者のメリット・デメリット、導入の検討基準を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
◇猫社長にもスッキリわかる!!「消費税インボイス制度」
https://ittools.smrj.go.jp/itpf/invoiceneko.html
中小企業や小規模事業者に与える影響
インボイス制度の導入は、消費税の納付義務がある「課税事業者」と年間課税売上が1,000万円以下の「免税事業者」間の取引において、免税事業者が大きな影響を受けるとされています。
令和4年12月23日には『令和5年度税制改正の大綱』が閣議決定され、円滑な制度移行のための経過措置や制度の見直しが発表されました。
◇令和5年度税制改正の大綱
https://www.soumu.go.jp/main_content/000853546.pdf
国税庁ホームページに令和5年度税制改正の大綱(閣議決定)を解説したリーフレットも掲載されていますので、ご参照ください。
https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/consumption/invoice.pdf
それでは、インボイス制度の導入後、免税事業者への具体的な影響はどのようなものが考えられるでしょうか?インボイス制度への対応と事業者が受ける評価の関連性については、以下の記事でご確認いただけます。是非ご参照ください。
◇インボイス制度への対応が事業者の評判に直結する!?
https://ittools.smrj.go.jp/info/feature/eppl3m0000000nv5.php
<中小機構「ITプラットフォーム」メルマガ 2023年1月5日号より転載>